電気工事士の現場ってどんな感じなの?将来性はあるの?
電工歴20年、現役の一級電気施工管理技士がメリット・デメリット・将来性について解説します。
今回は電気工事士に就職、転職したい人のために向けた記事です。
✔本記事の内容は以下の通り
- 電工のメリット・デメリットが分かる
- 電工の将来性が分かる
この記事を書いている俺は電工歴20年のベテラン電気工事士。
電気工事士へ就職・転職を考えている人には必ず参考になるはず。
電気工事は街のライフラインを支える
電気は毎日の生活になくてはならないもの。
なにげなく携帯を充電しているコンセントは電気工事士が取り付けたもの
電気工事の技術はありとあらゆる場所に使われる。
鉄道、ビル、橋、工場、道路、電気工事士がいないと暮らしや明かりが消えると言われているほど。
電気工事士のデメリット
電工のデメリットは3つある。
しかし、イメージだけの誤解も多いので解説していく。
- ケガ
- 暑さ寒さ
- 想像と違う
ケガ
電工のケガで多いのは、
- 脚立から転落
- 高所から墜落
- 電工ナイフで手を切る
全て予防可能。
決められたルールを守ればケガの心配はそこまでしなくていい。
最近の建設業界のルールは厳しいので、安全ルールをしっかり守る会社が増えてきた。
感電なんて滅多にない。
暑さ寒さ

場所にもよるが真冬の電柱の上は地獄
真夏の天井裏は思い出しただけで吐き気が・・・
暑さと寒さは覚悟するしかない。
想像と違う
電気工事といえば分電盤やコンセントをつけたり、照明やスイッチを追加したりなどのイメージがあると思うが、それは最後の仕上げでほんのちょっとという感じだ。
そこに行きつくまでが大変で、重たいものを持ったり、ひたすらケーブルを通過させていく道を作っていく作業が待っている。
電気工事士のメリット
電気工事士にはデメリットを上回るメリットがある。
ここでは一般的な電工のメリットについて解説したい。
✔電気工事士のメリットは以下の通り。
- やりがい
- 歳をとっても現役でいられる
- 作品が残る
やりがいがある
電気工事士は腕(技術、知識)があればひっぱりだこ。
技術があれば日本全国どこでも歓迎される。施工管理も知識があればそんなに苦労しない。
一級電気施工管理技士の求人で年収800万以上出すとこもあるほどだ。
事実、施工管理をしているが、技術と知識を持った電工さんはとても重宝される。
当然、独立すれば年収も青天井。
やったらやったぶん自分に返ってくるのでやりがいがある。
電気工事士に年齢は関係ない
50代、60代、70代でも現場や管理業務で働いている。
電工は経験や技術力が評価される。
年齢を重ねるほどに現場での信頼が高まり、若手の技術指導、現場での判断を任されていることが多い。
こないだ一緒に仕事をした78歳の電工さん、盤結線むちゃくちゃきれいだった。
作品が残る(建物や構造物)

自分の携わった建物や照明が明るく光を灯したときに達成感がやってくる。
建物をみるたび誇らしい気持ちになる。
「あの時は大変だった」とか、「この照明は俺だ」とか
あの建物のきれいな照明はお父さんがやったんだよ・・・
なんて子供に自慢できるのも電工の良いところ。
電気工事士の将来性
これから電気工事士の給料は上がっていくはず。
少子高齢化で若手の電気工事士は少なくなってきている。
建設業は人手不足で重要度もかなり増してきている。
誰でもできる仕事ではない、技術の習得にも何年もかかる。
だからこそ重宝され、狙い目だと思う。
資格も取ればなおさら。
電気工事士のメリット・デメリット・将来性まとめ
デメリットはあるが電気工事士は就職先さえ間違えなければ、自分を成長させてくれる良い仕事だと思う。
日本の電気技術は世界も認めている
就職・転職するときは、その仕事のメリット・デメリットを考えてから決めて欲しい。
どんな職業にも表と裏があるはず。
頑張っていきましょう。
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